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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2016/06/03

6/11 “パリ和平協定(1991) から25 年” カンボジア現代史の基礎と”いま”を学ぶ -映画『シアター・プノンペン』公開に合わせて-


 東西冷戦構造の中で、1970 年、シハヌーク元首(当時)追放に始まった
カンボジア紛争は、激しい内戦、空爆、そして1975 年4月のクメール・ルージュ
(=KR。ポル・ポト)政権の樹立と圧制という形で、100万人単位の犠牲者を
生みました。KR 政権の崩壊後も、内戦が続きましたが、最終的にカンボジア人の
和平への努力と国際社会の支援が実を結び、1991 年10 月23 日、パリ和平
協定が成立しました。この協定に基づき実施されたUNTAC(国連カンボジア暫定
統治機構)の管理下での総選挙を通して、「カンボジア王国」が再スタートしました。

 現在、5月上旬以降、人権NGO スタッフが逮捕、起訴される状況の中で、改めて、
締結から25 周年を迎えるパリ和平協定の精神と内容、カンボジア憲法について学ぶ
必要があると思います。

 またここ数年、現代史を対象に、カンボジア人自身が監督、製作する映画が、
カンボジア社会や国際社会にアピールする新しい流れも生まれてきました。リティ・パン
監督の『消えた画』や、ソト・クォーリカー監督の『シアター・プノンペン』(原題:
” The Last Reel”)がその代表ですが、クォーリカー監督の5月来日(国際交流基金
招聘。日本映画大学での特別講演ふくむ)、7 月2 日から公開上映予定の『シアター・
プノンペン』とカンボジア現代史の関係も読み解きます。

■日時:2016 年6 月11日(土)15:00-17:00(開場 14:30)
■会場:上智大学12 号館2 階203 教室(資料映像の上映有り)
■講師:熊岡路矢 カンボジア市民フォーラム共同代表世話人、日本映画大学教員、
日本国際ボランティアセンター(JVC)前代表、初代JVC カンボジア代表、カンボジア
市民フォーラム創設事務局長、難民審査参与員

■参加費: 一般 700 円、学生 500 円、カンボジア市民フォーラム会員無料
■参加申込:事前申込制。参加のお申込みは、カンボジア市民フォーラムウェブサイト
(http://www.pefocj.org/)の専用フォームにて受け付けております。
FAX でのお申込みは、(1)お名前、(2)ふりがな、(3)ご所属、(4)会員/非会員を明記の
うえ<03-3835-0519>にご送信ください。

■お問い合わせ: カンボジア市民フォーラム事務局(山田)
E-mail: pefocj@hotmail.co.jp  FAX 03-3835-0519