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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の寺

国際協力の寺2025/06/03

人形劇団むすび座がやってくる@奥能登


 昨年に引き続き、人形劇団「むすび座」が能登半島を訪問。今回は、輪島市の幼稚園と珠洲市の保育園で公演しました。

 アーユスの元職員であり会員である三村さん(七尾市在住)がつないでくれたご縁で、七尾市の安楽寺さんやアーユスとも関係の深い想念寺さんのご協力のもと、実現した企画です。

 「地震で大きな影響を受けた子どもを元気づけたい」という思いから始まったこの企画は、今回で三回目。奥能登まで足を運んだのは初めてのことです。
 輪島市の和光幼稚園では園児と先生あわせて約60名が、珠洲市のつばき保育園では約100名が感激しました。子どもたちは、 「わいわいパペットおんがくかい」と「ジャックと豆の木」の2つの演目に釘付け!(写真左下:輪島市の和光幼稚園での上演の様子、右下:珠洲市のつばき保育園での上演の様子)

 

 むすび座の作品は、とてもレベルが高くて、園児だけではなく園の関係者も大いに触発されたそうです。今後の教育・保育にも役立てて貰えるよう、それぞれの園に手作り人形劇用のキットも渡されたのは、園の関係者にとってもとても嬉しいことだったと思います。

小道具の説明を受けるつばき保育園の保育士

 輪島市も珠洲市も、地震や水害の被害が大きく、そのような状況下で子ども達を守ってきた先生や保育士さんのこれまでのご心労は計り知れないものがあります。今回の公演が、子どもだけでなく先生や保育士さんたちを励ましたのは大きな収穫と言えるでしょう。劇団員の方々も、直接目にした被害の甚大さ、そこでの暮らしや能登の力強さなど、今後も各地で語り継いでくださるとおっしゃっているとのこと。

 この企画に関係したそれぞれが励まされ、力づけられた公演だったと伺い、アーユスとしても協力させていただいたご縁に感謝です。本当は本番当日に伺いたかったのですが、実現出来ず・・・。今年は、会員のみなさまとも一緒に能登半島を訪問したいと考えています(M)。