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　2月4日に東京・五反田の本立寺にて、NGOブレークスルー支援の公開選考会、アーユス賞授賞式、新年会／祝賀会の3つの催しを総称した「アーユス・デイ」が行われました。当日はアーユスの会員や仏教関係者、NGO関係者など、のべ120名を超える方々にご参加いただき、アーユスの活動の一端に触れていただくとともに、アーユス賞を受賞した方々を祝福する機会となり、新年会／祝賀会では、アーユスと深い関わりのある方々のみならず、はじめてアーユスのイベントに参加した方々も含めた幅広い交流が繰り広げられました。この場をお借りしまして、当日ご参加いただきました皆さま、参加できなかった代わりにメッセージを頂戴した皆さま、その他アーユスの活動に日々ご協力を頂いている皆さまに厚く御礼申し上げます。

　まず先陣を切って行われた「NGOブレークスルー支援事業」の公開選考会には、二次選考に進んだ、コリアNGOセンター、シャプラニール＝市民による海外協力の会、難民支援協会の3団体にご参加いただきました。このNGOブレークスルー支援事業とは、アーユスが過去に組織強化支援（旧：人材支援）を行った国際協力NGOを対象に、NGOが組織面及び事業面で困難な状況を打開（ブレークスルー）するきっかけにしてもらうこと、組織としての持続的な成長や活動の質の向上が図られるなど、より良い形でステップアップできるように後押しする事業で、2016年度から始まる新たな取り組みです。公開選考会では、素晴らしいプレゼンテーションをいただいた3団体からの発表をもとに、投票権のあるアーユス会員と専門委員による投票が行われ、「ヘイトスピーチ根絶と多民族共生のためのプラットフォームづくり」を提案したコリアNGOセンターが見事に最多得票を獲得し、来年度からの支援対象団体に決定しました。

　続いて行われた「第3回アーユス賞授賞式」では、日本の国際協力NGO活動で多大な功績のあった方に授与する「NGO大賞（功労賞)」、将来の活躍が期待される有望な人材に贈られる「NGO新人賞（奨励賞）」、アーユスの活動への協力に感謝の気持ちを込めて贈る「特別功労賞」の三賞の授与が行われました。

　はじめに、アーユス特別功労賞を受賞された互井観章さん（日蓮宗経王寺住職）に、賞状及び記念トロフィーが授与され、NGO新人賞（奨励賞）を受賞された、坂口志保さん（ACE）、鶴木由美子さん（難民支援協会）、手島正之さん（パレスチナ子どものキャンペーン）、萩原宏子さん（シャンティ国際ボランティア会）、洪里奈さん（コリアNGOセンター）の5名に、賞状ならびに賞金20万円の目録が贈られました。最後に、NGO大賞（功労賞）に輝いた渡辺英俊さん（移住者と連帯する全国ネットワーク副代表理事／「カラバオの会（寿・外国人出稼ぎ労働者と連帯する会）渉外担当スタッフ）に、賞状、記念トロフィー及び賞金100万円の目録が手渡され、アーユス賞受賞者の方々に会場全体から盛大な拍手が送られました。

　新年会／祝賀会では、冒頭、2016年度からNGO組織強化支援の対象団体になる「なんみんフォーラム」より団体及び活動紹介を行っていただき、改めて難民問題に挑むNGOのネットワークの大切さを実感する機会となりました。続いて、昨年度のNGO大賞を受賞された工藤芙美子さんより乾杯のご発声をいただいた後、無農薬野菜をベースにした料理を得意とする原かおりさんによるお食事を堪能しながら様々な方々との交流を楽しむ光景が会場全体で見られました。

　この1日を通じて、アーユスが多くの方々に支えられ、繋がっていることを改めて実感しました。このネットワークがまさにアーユスの財産であることに感謝の念を抱きつつ、今後もこのネットワークを活かして、小さいながらもより良い社会づくりに地道に一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

　これからもアーユスをよろしくお願いいたします。