30周年記念募金
世界にお布施! アーユス募金 2017-2018 ご協力ありがとうございました。
2017-2018アーユス募金にご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。
アーユス仏教国際協力ネットワークはこれからも、仏教者・NGO・市民がつながることで、世界できびしい状況におかれている人びとにむけた慈悲のこころを実践していくことを目指します。
みなさまからお預かりした寄付は、以下のような活動に大切に役立たせていただきます。
ロヒンギャ難民 緊急救援 (シャプラニール=市民による海外協力の会)
バングラデシュ国境に近いミャンマーのラカイン州に住むロヒンギャの人びと。ミャンマー政府は「バングラデシュからの不法移民」とみなして、国籍を付与していません。今年8月にロヒンギャの武装勢力が警察署を襲撃、ミャンマー軍が「テロ掃討作戦」を開始したことで、多数のロヒンギャの人びとが隣国バングラデシュに逃れています。
アーユスは、バングラデシュで活動するNGOシャプラニールを通して難民緊急救援に協力しています。着の身着のままで逃れてきた人たちが命をつなぐ難民キャンプは、たいへん過酷な状況。まずは、10月上旬に国境の町・コックスバザール県の難民キャンプにおいて、パートナー団体を通じた緊急の食料配布を完了しました。これから冬に向かって気温が下がり始めるにあたり、免疫力の弱い高齢者、妊婦、授乳中の女性、乳幼児に向けた毛布などの生活物資配布が予定されています。
東日本大震災 被災地支援福島の子どもの保養、継続が求められています。
2017年の夏も、福島の子どもの保養合宿を3泊4日で開催しました。浄土真宗本願寺派都留組の協力を得て、富士吉田市の大自然の中で思いきり遊ぶことができました。
この活動は2011年の福島第一原発の事故後に「子どもたちが放射線の影響を心配することなく過ごす時間をつくりたい」という願いから始めました。震災から6年が経ちましたが、甲状腺の悩みを抱えている家庭や、いまだに多く残っている高線量のスポットを心配している家庭は多くあり、アーユスが実施するプログラムもぜひ継続して欲しいという声が寄せられています。
原発事故を私たち自身の問題として捉えているアーユスは、この保養プログラムを今後も続けて開催する予定です。
シリア難民支援(ヨルダン) 負傷者・障害者を医療機関に移送するサービスに協力しています。 (日本イラク医療支援ネットワーク)
シリアからの難民は、お隣の国のヨルダンにも70万人近くいると言われていますが、その中には障害を負った方も多くいます。今後他の国へ移住するのか、もしくはシリアに戻るためにしばらくヨルダンに滞在するのか、選択肢は異なりますが、いずれにせよ障害を負っていることは大きなハンディになるでしょう。
日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-net)は、ヨルダンに住むシリア難民の負傷者・障害者の身体の状態がよくなり、少しでも安心して次のステップへと進めるよう、医療やリハビリテーションを受けるためのサポートを行っています。現在は、各施設への移送サービスを提供することで、交通の不便なところに暮らすことを余儀なくされている難民が、適切な治療やリハビリを受けられるように協力しています。