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福島/脱原発/東日本

福島/脱原発/東日本2015/01/16

台湾の脱原発運動もろもろ


台湾の脱原発運動もろもろ

 2015年1月15日。今日から台湾に、仏教者や市民グループによる脱原発運動や環境活動について学びに来ています。社会に関わる仏教者の集まりである、INEB(international Network of Engaged Buddhists)関係の人たちや、この問題に関心のあるNGOスタッフと共に合計5名のグループ(1名は明日到着予定)。

 今日は関係者から簡単に台湾の状況を夕食後に伺いました。どうも1992年頃から脱原発運動は広がったようです。当時、第4原発の建設予算が国会で審議されたことがあり、それに対して反対運動が起きたとか。その背景には、80年代にアメリカと中国が国交を持ったことにより米国に対するボイコット運動があったことや、社会の中で人権に対する関心が高まって来ていたことや、国民党への反感感情など、様々な要因も絡んでいたようです。

 明日お会いする予定の民主進歩党のL氏は、攻撃的な抗議行動を静かで力強い物に変えていった方であり、自身は、9日間にわたるハンガーストライキをおこなったことがある方です。そのような運動があったからこそ、第4原発の工事は中止となったのでしょう。明日のお話が楽しみ。

 台湾の原発問題は、先住民問題とも深く絡んでいるようなので、そのあたりも伺えればと思っています。(M)