活動内容
アーユス賞
2024年度アーユス賞の受賞者は12月中旬に発表予定です。新人賞につきましては、お陰様でクラウドファンディングが目標額に到達し、3人の方に授与することができるようになりました。
新人賞の推薦は、2024年10月31日まで受け付けています。推薦できるのは、アーユスの役員/専門委員、アーユスによる支援事業の対象となった団体の役員/正職員の方、アーユスNGO大賞ならびにアーユスNGO新人賞の過去受賞者となります。
推薦を考えていらっしゃる方は、書式がありますので、メールで(tokyo(@)ngo-ayus.jp)アーユス事務局までお問合せください。
■アーユス賞とは
1993年の団体創立20周年を記念し、アーユス賞が創設されました。
NGO大賞(茂田賞)は、これまで日本の国際協力NGOで多大な功績のあったNGO関係者を表彰するものです。
また、これから国際協力NGO界を支えていくことが期待される有望な人材に対しては、新人賞(奨励賞)を授与し、今後の活動を応援します。新人賞は関係者(※)からの推薦を元に選考委員会が決定しています。
さらに、2014年度より、これまで多方面にわたりアーユスの活動を支えてくださった会員/支援者に対して感謝の気持ちを表すため、「アーユス特別功労賞」をお贈りしています。
2019年度は諸事情により「アーユス賞」は休止となりましたが、2020年度に再開しました。
なお、2019年8月に亡くなった茂田眞澄前理事長の遺志を継承し、授賞を通じて後世に伝えていきたいとの思いから、2020年度よりNGO大賞の通称をそれまでの「功労賞」から「茂田賞」と改めています。
※アーユスの役員/専門委員、アーユスの支援事業の対象となった団体の役員/正職員の方、アーユスNGO大賞ならびにアーユスNGO新人賞の過去受賞者をさします。(支援事業は、ソーシャルチェンジ支援、NGO組織強化支援、『街の灯』支援、平和・人権支援、時局対応支援、団体支援です。)
アーユスNGO大賞(茂田賞)
長年にわたって国際協力NGO 活動の第一線で活躍し、その活動の功績が高く評価される個人に授与します。
NGO新人賞(奨励賞)
国際協力NGO での活動経験が少ないながらも、今後さらなる活躍が期待され、国際協力NGO の将来を背負っていくと期待される個人に授与します。
特別功労賞
仏教の縁に基づいた国際協力や地域づくりの志が高く評価され、アーユスの活動に対する多大な貢献や協力があった寺院もしくは個人に対して、アーユスとして感謝の気持ちを込めて授与します。
2023年度アーユス賞授賞式は、アーユス創立30周年記念行事として3月12日(火)に開催しました。
開催概要はこちらをご覧ください。
当日の様子は、下記 youtubeからご覧になれます。
第10回アーユス賞受賞者(2023年度)
アーユスNGO大賞(茂田賞)
郭辰雄(かく・ちぬん)さん
特定非営利活動法人コリアNGOセンター代表理事
大阪生まれの在日コリアン三世。大学時代から民族名を名乗り、在日コリアンの学生団体に参加、1990年から在日韓国民主人権協議会に参加し、在日コリアンの人権問題や韓国市民社会との連携、北朝鮮人道支援事業などにとりくむ。2004年にはコリアNGOセンターの設立に参加、民族教育やヘイトスピーチ根絶などの人権課題、大阪コリアタウンでの研修や講演など多文化多民族共生をテーマにした研修事業などを実施、こうした事業が評価され2020年には韓国大統領表彰を受賞。またウトロ平和祈念館の運営財団である一般財団法人ウトロ民間基金財団の理事長、一般社団法人大阪コリアタウン歴史資料館の理事をつとめる。
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アーユスNGO新人賞
川村祐子(かわむら・ゆうこ)さん。
特定非営利活動法人ACE
ソーシャルビジネス推進事業 アドボカシー事業 リサーチャー
大学時代から社会課題に関心をもちつつ、卒業後は化学品メーカーとドイツ国費奨学金給付機関にて広報・マーケティング業務に従事。業務を通じて国内外の労働に関わる課題や不平等な教育機会を肌身で感じ、原点に立ち返る。2020年秋に大学院進学、同年12月からACE現事業部にて半年間のインターンとして従事。2021年6月より現職。企業との連携、海外の市民社会組織との連携、児童労働の関連課題の調査、企業向け研修、国内外への政策提言などを担当している。
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小出愛菜(こいで・あいな)さん。
一般社団法人we Re:Act共同代表
立正大学地球環境科学部卒業。国際環境NGO FoEJapanインターン、気候変動対策を求めるムーブメントFridays For Futureで活動。その後、音楽×気候変動をテーマにしたプロジェクトClimate Liveに参画。一般社団法人 we Re:Actを3名で立ち上げ、教育イベントの企画運営なども行う。
過去インタビュー:https://www.isekigroup.co.jp/interview12/
https://www.elabo-mag.com/article/20220924-03
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髙橋みづき(たかはし・みづき)さん。
特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル
海外事業局副局長
武力紛争の解決と人々の共存・共生の実現を使命に、大学1年次よりアクセプト・インターナショナルの前身団体でソマリア人ギャングの社会復帰支援に従事。民間企業、大学院を経て現在は、ソマリア・イエメン・ケニアなどにおいて、いわゆるテロ組織からの投降の促進、投降兵や逮捕者の若者の脱過激化・社会復帰支援、そして紛争やテロの被害を受けた人々との和解に向けた対話やケア・開発支援など、紛争下で憎しみの連鎖を解いていく取り組みを実施。
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アーユス特別功労賞
戸松義晴(とまつ・よしはる)さん。
浄土宗心光院住職
1953年生まれ。慶應義塾大学、大正大学大学院を経て、ハーバード大学大学院神学校において応用神学、生命倫理学を学び、神学修士号を取得。現在、浄土宗総合研究所主任研究員、国際医療福祉大学特任教授、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会理事長を務めている。また、全日本仏教会事務総長、日本宗教連盟事務局長などを歴任した。アーユスの設立に参加し、その活動を支えてきた一方、「行動する仏教者」として宗派を超えた平和や非暴力の取り組みを実践している。
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長谷川岱潤(はせがわ・たいじゅん)さん。
浄土宗戒法寺住職
1954年生まれ。浄土宗東京教区の青年会で、役員を1981年から4年間勤め、そのときの活動で日本ユニセフ協会の人と親しくなり、世界の子どもたちの現状を知ることになった。役員任期が切れてもこの活動を続けたいとの思いで、青年会の中に救援委員会を立ち上げ国際救援の情宣活動を開始。1991年にはユニセフから「仏教国の支援は仏教徒が行ってください」の言葉から、最貧国に数えられるブータンを訪問して研修した。また、様々なNGOの方々とも知り合い、国内スタッフの給料などその現状を知り、僧侶である我々が国内でできることはこれだとの思いから、アーユスを立ち上げることとなった。救援活動は我々の学びの源泉であり、そこでの人権意識の学びから現在は浄土宗人権啓発委員会の委員長も務めている。
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大河内秀人(おおこうち・ひでひと)さん。
浄土宗見樹院及び寿光院住職
1957年生まれ。故茂田真澄師らとともに浄土宗東京教区青年会で募金活動を展開したことをきっかけに国際協力NGOのボランティアとして活動するようになる。アーユスの設立にも参加。現在、パレスチナ子どものキャンペーン代表理事、江戸川子どもおんぶず代表、ジュレー・ラダック理事長、足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ理事、国際子ども権利センター監事、原子力行政を問い直す宗教者の会世話人・事務局、ソーシャル・ジャスティス基金企画委員等をつとめる。
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○第1回アーユス賞受賞者一覧(2013年度) ○第2回アーユス賞受賞者一覧(2014年度) ○第3回アーユス賞受賞者一覧(2015年度) ○第4回アーユス賞受賞者一覧(2016年度) ○第5回アーユス賞受賞者一覧(2017年度) ○第6回アーユス賞受賞者一覧(2018年度) ○第7回アーユス賞受賞者一覧(2020年度) ○第8回アーユス賞受賞者一覧(2021年度) ○第9回アーユス賞受賞者一覧(2022年度)