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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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スタッフ雑記帳

スタッフ雑記帳2015/11/23

柚子とお布施


IMG_1816アーユスの会員であるお寺の奥さまから、段ボール1箱分の柚子が届きました。折にふれ、山の恵みやバザー用の品物などを送ってくださいます。

いつもなら顔見知りのNGOに分けてあげるのですが、「たまには、NGOから日本社会にお返しをさせてもらおう」と思い、今回は通りがかりの人たちにもお裾分けしてみることにしました。

25個ぐらいをカゴに入れて事務所の外に置いてみたのですが、なんと5分でカゴが空になりました。旬の山のめぐみは、やはり喜ばれたようです。

アーユスは仏教的価値に基づいた「あたらしい経済のありかた」を探っているので、これまでも使わなくなったものなどを事務所の前に出して差し上げてきました。ただ、今回は少しばかり心持ちが違っていました。

つまり、ものに対する執着の度合いに差があったのです。いわゆる「不要品」に対しては執着する気持ちはほとんどありませんでしたが、柚子に対しては、正直「もの惜しみ」する気持ちがありました。「25個もあればマーマレードが作れるな」とか「柚子あげるから、募金してくれないかな」とか思ったことを白状します。

「惜しい」という気持ちを手放し、欲を離れるのがお布施というものだと聞いたことがあります。執着がなくなるまで手元に置かずに、「惜しい」という気持ちがあるうちに譲るのが、仏教者の在り方なのかもしれません。

ミニマリストや断捨離など、所有物を減らす流れが出てきていますが、同時にモノたちを必要なところにめぐらせる流れも、アーユスでは活発にしていきたいなと思っています(現在、会員さんたちと取り組み中です)。