よくあるご質問
アーユス早わかり? アーユスに寄せられるよくある質問にお答えします!
「アーユス」という名称はどういう意味なのでしょうか。
アーユスとは、サンスクリット語で「寿(いのち)」という意味です。
アーユスは仏教者のNGOということですが、どの宗派に属しているのでしょうか。
どの宗派にも属していません。仏教の精神を基盤に活動しているNGOであって、特定の宗派からの支援を受けているわけではありません。支援者の方の宗派も様々です。仏教者でない方もいらっしゃいます。
アーユスの支援を受けた団体は、布教活動にも協力するのでしょうか。
アーユスは宗教団体でなく国際協力NGOなので布教活動はしませんし、できません。
アーユスの設立の経緯は?
浄土宗東京教区青年会(東京浄青)が、母体です。東京浄青のメンバーは、1980年代にはタイ・カンボジア国境におけるカンボジア難民支援に積極的に取り組み、そのほかにもブータンに簡易保健所を設置するなど、世界各地での救援活動に協力していました。
しかし、1990年代に入って湾岸戦争が起きるなど、もっと幅広く仏教者をネットワークして国際協力に取り組む必要性を感じて、超宗派のNGOを設立することになりました。
しかし、1990年代に入って湾岸戦争が起きるなど、もっと幅広く仏教者をネットワークして国際協力に取り組む必要性を感じて、超宗派のNGOを設立することになりました。
アーユスは、NGOをパートナーとして活動しています。なぜ、活動を直接実施しないのでしょうか。
僧侶自らがプロジェクトを実施するのではなく、専門性を持って取り組んでいるNGOをパートナーとして資金面や精神面を支え、そして彼らと現地の問題や状況を共有することで学びを深める方が効果的であり、かつそれがアーユスの役割だと考えるからです。
上記の答にいたったきっかけや理由があるのでしょうか。
母体となった東京浄青の経験が大きく影響しています。彼らは、日本で募金活動をして、集まった浄財をもって難民キャンプに行ってみたのですが、そこで自分たちの無力さを思い知ったといいます。言葉が通じず、環境や文化が異なる場所で、自分たちにできることがわからなかった。ガーンと頭を殴られたような気持ちだったそうです。
しかしそこで、ほとんど手弁当の状態で、難民の人たちに寄り添いながら活動していた日本の若い人たちに出会います。専門性を生かして活動している人もいれば、熱い思いを持って身体全体で難民の問題にぶつかっていた人たちもいた。彼らの姿が、まるで衆生を救う菩薩様のように見えたとか・・。
また僧侶たちは、寺があるために日本を長期間離れて海外で活動するのが難しいために、どうしても現地の状況を追うことが難しいことがわかりました。ブータンに簡易保健所を設置したときも、当初は良いことをしたと思っていましたが、2年後に訪ねてみると、海外からの資本が流入したために、地域の人間関係や伝統が崩れ始めたことを知りました。海外からの支援を送るのであれば、きちんと現地の状況を見据えなければいけないことを痛感したといいます。
これらの経験があったために、アーユスの活動方針も、プロジェクトの直接実施ではなく、プロジェクトの実施者(団体)にアーユスならではの協力をすることになりました。
アーユスならではの協力というと?
お寺から世界に向けての浄財を集めて、それを「これはイイ!」と思う団体や活動を支える支援金とすること。またNGOが現場から寄せる情報を、お寺のネットワークを通じて日本社会に発信することです。
アーユスが支援する活動は、仏教国もしくは仏教徒の活動だけでしょうか。
そんなことはありません。宗教にかかわらず、紛争や人権侵害で困難を強いられている人たちのための活動に協力しています。実際に、設立当初から、パレスチナ問題に注視し、現地での活動への資金協力や日本国内での提言活動を実施してきています。
アーユスの会員寺院は全国にあるのですか?
ほぼ全国にありますが、ない県もあります。また、関東地方、近畿地方、中部地方に多く、その他の地域は少ないです。もっと、いろいろな地域のお寺の方を知り合って、国際協力のお寺の輪が広がるように努めたいと思っています(汗)。
アーユスは東京以外にも拠点がありますか。
アーユスの資金源はどういうところでしょうか。
会員の方からの会費と、会員や協力者の方々からの寄付や協賛金です。お坊さんだけではなく、在家の方も多くいらっしゃいます。「うちの和尚さんがやっている活動なら応援しよう!」と、檀信徒の方で会員になって下さる方も多いですよ。
理事長は○○がスゴイという噂を聞きましたが・・・。
はい。実はスゴイところがいくつもあります。ご一緒に活動するなかで、ご自身でお確かめください。