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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユスセミナー

 気候変動や経済格差が進むところに、感染症の拡大。私たちが暮らすこの社会は、100年後の未来にはどうなっているのでしょうか。そこに日本のお寺は、どのように存在しているのでしょうか。
 このシリーズでは、様々な社会課題を取り上げて100年後の未来を描きながら、持続可能な開発目標(SDGs)の視点も生かして、その未来に向けてお寺そして私たち一人ひとりができることを考えます。
(このシリーズは、特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワークとTERA Energy株式会社の共催で企画運営されます)

このセミナーに参加し、100年後の未来に向けて何らかのアクションを起こした方には、イラストレーターの中川学さんによる吾唯足知(われ ただ たることを しる)の素敵なステッカーをプレゼント!(上記参照) ぜひお寺に貼っていただき、訪れる方々にもみなさんの思いをお伝えください。

*当イベントにご参加いただくには「Zoom」アプリのダウンロードが必要です。下記URLよりPCまたはスマートフォンにダウンロードをお願いします。アカウント登録を事前にしておくと便利です。
(PC用)https://zoom.us/download
(スマホ)https://zoom.us/download#mobile_app

第3回:お寺とジェンダー その新しいカタチとは?

 持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが、日本のお寺や仏教関係者の中でも推進されています。様々な社会課題に対して仏教者ができることが問われる中、ジェンダーについてはお寺や仏教界の内部の課題に焦点が当たりがち。お寺の中のジェンダー平等はどんな状況なのでしょうか。
 今回のセミナーは、男性のお坊さんと結婚したある女性の経験を元に、「僧侶の配偶者」の役割を問い直し、ジェンダー平等とは何かを考える時間とします。お寺の持続可能性を高めるためにも、これからのお寺のカタチをジェンダーの視点から見つめ直してみませんか。それは、私たちの足元にある偏見を揺さぶることにもなると思います。

 ▼とき:2022年3月10日(木)19:30-21:00
 ▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を併用。
 ▼お申込み(受付は終了しました):下記よりお申し込みください。オンラインでご参加の方にはzoomのURLをお知らせします。
  ○フォームメーラー https://ssl.form-mailer.jp/fms/8b225161736435
  ○Peatix    https://ayustemple100years21.peatix.com/
 もしくは、アーユスまでお電話(03-3820-5831)/メール(event@ngo-ayus.jp)で、お名前・ご所属・メールアドレスをお知らせください。
 ▼参加費:無料
 ▼共催:テラ・エナジー株式会社
 ▼協力:女性と仏教・関東ネットワーク
 ▼プログラム

<問題提起>
■お寺に暮らす女性として考えること

スピーカー:くぼいなみさん
東京都内寺院「寺族」

■日本の仏教寺院における僧侶の配偶者の役割と限界
スピーカー:瀬野美佐(せの・みさ)さん
女性と仏教・関東ネットワーク世話人/アーユス仏教国際協力ネットワーク理事
 三重県の曹洞宗寺院に生まれる。曹洞宗宗務庁勤務。女性にやさしい仏教について発信中

■日本のジェンダーの課題と、そこから見えるお寺のジェンダー
スピーカー:中村絵乃(なかむら・えの)さん
認定NPO法人開発教育協会(DEAR)事務局長
 国内外の社会的課題を考え、学ぶ開発教育を推進している。
DEAR内のジェンダー研究会で、ジェンダーに関する教材作成を検討している。

<パネルディスカッション>
「お寺とジェンダー、その新しいカタチは?」
 お寺の新しいカタチをジェンダーの視点から探ります。

■□■ 登壇者オススメの関連書籍■□■

・『男も女もみんなフェミニストじゃなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著(河出書房社)
・『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 上野千鶴子著(紀伊國屋書店)
・『女の子はどう生きるか』 上野千鶴子著(岩波ジュニア文庫)
・『これからの男の子たちへ:「男らしさ」から自由になるためのレッスン』 太田啓子著(大月書店)
・『差別はたいてい悪意のない人がする』 キム・ジヘ著(大月書店)
・『さよなら、男社会』 尹 雄大著(亜紀書房)
・『ジェンダー秩序』 江原由美子(勁草書房)
・『ジェンダーで読み解く 男性の働き方・暮らし方』多賀太著(時事通信社)
・『女性差別はどう作られてきたか』 中村敏子著(集英社新書)
・『女性のいない民主主義』 前田健太郎著(岩波新書)
・『男性の非暴力宣言 ホワイトリボン・キャンペーン』多賀太、伊藤公雄、安藤哲也著(岩波ブックレット)
・『男尊女子』 酒井順子著(集英社文庫)
・『妻に言えない夫の本音』 朝日新聞「父親のモヤモヤ」取材班(朝日新書)
・『逃げるは恥だが役にたつ』 海野つなみ著(講談社)
・『初めてのジェンダー論』 加藤修一著(有斐閣ストゥディア)
・『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』 ケイト・マン著(慶應義塾大学出版会)
・『82年生まれ、キム・ジョン』 チョ・ナムジュ著(筑摩書房)
・『私たちにはことばが必要だ フェミニズム黙らない』 イ・ミョンギョン著(タバブックス)
  他多数

【終了】第2回:お寺で考える遠くの森と近くの山

世界では毎週、東京都の面積くらい森林が失われています。森林が再生するには何十年という年月が必要。今始めないと、森の風景はどんどん変わっていくことでしょう。
私たちはついコスパ重視で、家具など木材製品も安価なものを求めてきましたが、その陰では森林を維持する地域や仕組みが失われてもいました。身近な山で育った木を意識的に使えば、100年後の山の風景はまた違ったものになってくるのではないでしょうか。
今回は森林の問題を、地球環境という大きな視点から捉えたうえで、東京での取り組みを例にお寺で使う木材、例えば塔婆のことなどから考えてみたいと思います。

 ▼とき:2021年3月27日(土)16:00~17:30(終了後30分ほど参加者の皆さんとのフリートークをおこない18時に終了の予定です)
 ▼ところ:永寿院(東京都大田区)、オンライン会議システム(zoom)を併用。
 ▼定員:永寿院(オフライン):15名、zoom(オンライン):90名
 ▼お申込み(受付は終了しました):フォームからお申し込みください。オンラインでご参加の方にはzoomのURLをお知らせします。永寿院の会場にお越しになりたい方は人数制限がございますので、順次状況をお知らせいたします。
 もしくは、アーユスまでお電話(03-3820-5831)/メール(event@ngo-ayus.jp)で、お名前・ご所属・メールアドレスをお知らせください。
 ▼参加費:無料
 ▼共催:(NPO法人)FoE Japan寺ネットサンガロータスプロジェクト
 ▼協力:フェアウッド・パートナーズ
 ▼プログラム

■森林危機? 世界と日本の現状
スピーカー:三柴淳一(みしば・じゅんいち)さん
特定非営利活動法人FoE Japan 森林保全と生物多様性担当。

民間企業勤務後、青年海外協力隊で西アフリカのガーナへ派遣。アフリカでの生活を通して環境問題や貧困問題への関心を高め、2004年からFoE Japanの職員。木材消費国の違法伐採対策の一環として、木材生産地の環境・社会に配慮した木材フェアウッドの調達・利用推進や普及啓発活動に取り組む。

■お寺と環境問題 近くの山の木の塔婆を使う 〜多摩産の杉塔婆の普及活動から
スピーカー:吉田尚英(よしだ・しょうえい)さん
寺ネット・サンガ代表、永寿院住職。

自死・自殺に向き合う僧侶の会共同代表/日蓮宗東京都南部布教師会長/法華塾運営委員/池上市民大学担任/一級建築士/東京都環境学習リーダー。 歴史・自然環境、そして仏教を通して、人びとがイキイキと生きるヒントを発信する場所がお寺であるという思いから、いろいろな活動に従事。東京のお寺として、東京・多摩産の木材を使ったお塔婆の普及にも取り組んできた。

■多摩の現場から
スピーカー:中島大輔(なかじま・だいすけ)さん
林業家 / 中島林業

建売住宅専門の建設会社で勤務後、東京都青梅市で、江戸時代から続く家業である林業を継ぐ。森林環境を守りながら木を育て、必要な木を選んで自ら伐採する自伐林業を展開中。NPO法人青梅林業研究グループなどにも所属しながら、森林保全や自然環境教育など、多様な担い手の育成に取り組む。

■パネルディスカッション
今回登壇される3名のパネルです。実践の楽しさからご苦労まで、いろいろ伺いましょう。

■フリートーク(17:30〜)
終了後30分ほど、ご参加いただいた皆さんからも質問を受けながらお話します。お時間のある方はぜひ引き続きご参加ください。

【終了】第1回:キックオフセミナー
    お寺とエネルギーと気候変動 ー お寺で使う電気を自然エネルギーに変えてみる

気候変動が進む中、二酸化炭素が現在のレベルで排出され続けると、100年後の気温が今より4.8度上昇すると言われています。夏の平均気温が40度以上??? 100年後の地球環境はかなり過酷なものになってしまいます。

それを少しでも押さえるためにお寺ができることのひとつは、お寺という大きな施設で使う電力を自然エネルギー由来に変えること(パワーシフト)。日本の二酸化炭素の直接排出量の最大を占めているのは、エネルギーに転換される部門です。そしてこの「パワー」シフトは、持続可能な社会に向けて電「力」や権「力」のあり方を変えていくことでもあります。
この機会に身近なエネルギーの使い方に目を向けることで、一緒に「変化」をカタチにしていきませんか?

 ▼とき:2021年2月12日(金)19:30~21:00
 ▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
 ▼お申込み(終了しました):フォームからお申し込みください。zoomのURLをお知らせします。もしくは、アーユスまでお電話/メールで、お名前・ご所属・メールアドレスをお知らせください。
 ▼参加費:無料
 ▼共催:(NPO法人)FoE Japan
 ▼プログラム

■100年後の地球環境は?
スピーカー:深草亜悠美(ふかくさ・あゆみ)さん
特定非営利活動法人FoE Japan 気候変動・エネルギー担当  気候変動・エネルギー担当として、原子力・気候変動問題に取り組み、原発輸出に関する調査・提言、官民あげて推進される石炭火力等大型インフラ輸出が途上国に及ぼす社会・人権・環境影響に関する調査提言、気候正義に関する活動等を行っている。

■お寺にできること 電気を自然エネルギーに変えてみる、とか
スピーカー:竹本了悟(たけもと・りょうご)さん TERA Energy株式会社 代表取締役。浄土真宗本願寺派・西照寺(奈良県葛城市)住職。京都自死・自殺相談センター代表。2018年に電力事業を通して「温かなつながりをつむぐ」ことを目指し、TERA Energyを起業。2020年12月末時点で約1000件の顧客を獲得し、ソーシャルグッドな仕組みの普及に励む。

■パワーシフトって?
スピーカー:吉田明子(よしだ・あきこ)さん
特定非営利活動法人FoE Japan

■参加者の皆さんとのお話&質疑、私たちにできること
ご参加いただいた皆さんからの質問を受けながら、皆さんとお話します。