アーユスセミナー
釜ヶ崎フィールドスタディ — 救いと宗教の現場を学ぶ −
「釜ヶ崎」に宗教者として、国際協力を行う者として向かい合うフィールドスタディです。釜ヶ崎に対する先入感や固定観念から自分たちを解放し、現場における救いと宗教の意味を考えます。案内役は宗教社会学者の白波瀬達也さん。また、長年にわたり釜ヶ崎に住み、活動を続けられているカソリックの本田哲郎神父から、支援者や宗教者が陥りがちな考え方や態度をどう乗り越えるかなどについて話をうかがいます。「救い」とは何か、「釜が崎」という場所で宗教者の役割は何か・・・思考が揺さぶられる貴重な体験にぜひご参加下さい。
■日時 2016年5月13日16:15〜19:00
■会場 西成市民館、および釜ヶ崎の街
■プログラム
16:15 新今宮駅東口(通天閣口)改札前集合後、会場へ移動
16:30 開会(西成市民館)
16:35 釜ヶ崎概要説明 講師:白波瀬達也さん
17:00 釜ヶ崎の街案内 ガイド:白波瀬達也さん
17:30 西成市民館に戻って、本田哲郎神父との懇談会
18:30 全体の質疑
19:00 終了
※終了後に近くの飲食店で懇親会を行います。
■参加費 1,000円(懇親会は別途実費)
■定員 20名(先着順) ※定員に達しました。
講師プロフィール
白波瀬達也さん
関西学院大学社会学部准教授。日本社会で社会的排除が顕在化するなかで、オルタナティブなセーフティーネットがどのように構築されているのかに着目している。これまでは国内の都市圏におけるキリスト教系のホームレス支援団体が主要な研究対象であったが、近年はホームレス問題の国際比較研究、日本に暮らす外国人との共生に関わる諸実践の研究、単身高齢者の社会的孤独・孤独死の研究もおこなって る。主著『宗教の社会貢献を問い直す ホームレス支援の現場から』。
本田哲郎さん
フランシスコ会司祭、釜ヶ崎反失業連絡会共同代表。七一年、司祭叙階。上智大学神学部修士課程修了。ローマ教皇庁立聖書研究所卒業。新共同訳聖書の翻訳に携わる。八三年にフランシスコ会日本管区長に。この頃、会員視察の中で大阪釜ヶ崎を訪ねて、回心する。八九年、任期終了とともに志願して釜ヶ崎「ふるさとの家」に。釜ヶ崎の日雇い労働者の感性に学びながら聖書の見直しを始める。
著書『釜ヶ崎と福音―神は貧しくされたものと共に』で、釜ヶ崎での活動や、独自の福音解釈で社会活動のあるべき姿を描いている。相手の痛みに共感し、抑圧や貧しさの中にある人たちとそれを克服するために連帯し、共に行動を起こしてこそ福音の実践であると説く。
オススメ本!!
『釜ヶ崎のススメ』原口剛、白波瀬達也、平川隆啓、稲田七海著 洛北出版
『釜ヶ崎と福音』本田哲郎著、岩波現代文庫
■主催 特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク
問合せ・申込先 同上
※お申し込みは、メールかFAX、お電話にて、①お名前、②所属団体/寺院名、③懇親会への出欠、④連絡先 をアーユス事務局にご連絡ください。
〒135-0024 東京都江東区清澄3-4-22 TEL 03-3820-5831 FAX 03-3820-5832
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