活動内容
紛争で困難を強いられている地域や人々の暮らしが安定し、また差別や不当な扱いを受けている人々が安心して暮らせる社会が作られるための活動をしている団体と連携し、資金面の協力と活動への参加を行います。
目的
国際的に人権を守り、平和構築を推進するための活動を行っている国際協力NGOを支援し、同時にアーユスもその活動の一端を担うことを目的にしています。特に、紛争の多くには宗教が関連していると言われますが、宗教が紛争を生み出すのか、宗教を理由に紛争が生まれるのか、アーユスは仏教者の団体として常に問いかけています。
またアーユスが設立当初から掲げてきた、「光が当たらないところに光りを」の考えを最重要視し、日本社会の関心が余り高くない地域において市民レベルで行われている活動への支援と、課題解決に向けて行動していきます。
主な支援対象
現在、中東地域(イラク、アフガニスタン、パレスチナ)のプロジェクト支援、及びビルマ、北朝鮮等のキャンペーン・アドボカシー運動への協力を行っています。これらの国・地域では、現在もなお紛争や国内情勢の悪化により多くの人々が困難な状況に陥り、また偏った政策によって人権が著しく脅かされているのが実情です。また、特に中東地域においては宗教が社会に及ぼす影響が大きく、ビルマでは仏教僧侶が民主化に大きく関与してきました。
さらに、このような国・地域の中には、人権侵害や抑圧に苦しむ人々に手を差しのべようとしても日本の公約援助の対象外であるため十分な支援が届かないことがあります。それは、結果的に援助の格差を生み、正確な情報が得られない状況を招いています。
このような地域の課題解決に向けて活動している団体とパートナーを組むことで、その地域の課題と向き合い、また支援を通して現地の人々に光を照らす働きかけをします。
2012年度
アフガニスタン地域保健医療事業における住民主体の母子保健活動
同時に、アフガニスタンの治安状況や外国からの援助のあり方を注視し、日本政府への提言活動なども行っています。
パレスチナ・ガザ地区において地域における子どもの栄養失調予防支援