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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

アーユス特別功労賞(2022年度) 中島真成さん

アーユス特別功労賞受賞者中島真成師

◆授賞理由
中島さんは、浄土宗東京教区青年会のメンバーとして茂田初代理事長からの度重なる相談に対応いただき、それが1993年のアーユス設立へとつながりました。設立後もアーユスを物心両面で支えていただいています。特に、アーユスが年4回発行する施本を現在に至るまで途切れることなく大量にご活用いただいており、アーユスの理念や活動の普及/啓発に多大な貢献をいただいています。また、アーユスが設立間もない時期に様々な国際協力企画にご協力いただき、知名度が広がるきっかけを提供いただきました。さらに、アジア各地で小学校建設など教育支援を行っている「水月会」の理事として、ウクライナ支援にも尽力されています。

中島さんが住職を務められる梅窓院は、広く一般の人々にも受け入れられる場として、世界的建築家の隈研吾氏の設計で本堂を再建するなど寺院建築の最先端を開拓し、地域社会に溶け込んだ「癒しの空間」に挑戦し続けています。その取り組みは、旧来のお寺のイメージとは全く異なる斬新な都市型寺院として注目を集めています。

これまでのアーユスに対する多大な貢献に感謝の気持ちを込めて、特別功労賞を授与します。


◆中島さんからのメッセージ

この度は特別功労賞という思いがけない賞をいただき、恐縮いたしております。

私は、アーユス前理事長だった茂田真澄さんと少々かかわりがありました。

同じ浄土宗の僧侶でもあり、また友人でした。30数年前に、当時のインドシナ難民の問題を契機に、若手の僧侶として「何かしなくてはならない」という思いをもつ仲間を集めて行動することになったわけです。

そのきっかけにはタイやカンボジアで起こっている人道問題に対して、他人事と思わず連帯していこうという理念があったと思います。茂田さんたちと実際に現地を訪れて、世界に生じている難しい問題に触れ、微力ながら協力していきたいと思いました。

梅窓院は都心の青山にあり、アーユスの総会の会場にしていただいたり、ボランティア団体のシャプラニールさんに会場を提供しました。

また、永年、アーユスの発行する発行物を全檀家に配布し、アーユスの活動を知っていただく一助となればと思っております。

アーユスの理念がますます重要な意味を持ってきた今日、すべてのいのちに価値を認め、手をつないでいくアーユス(いのち)に微力ながらかかわり続けていきたいと思っています。本日はありがとうございました。