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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

アーユス賞特別功労賞(2018年度) 遠山章信さん

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◆授賞理由

 遠山さんは、2011年から現在に至るまで、毎年福島の子どもたちを自身のお寺で受け入れる保養合宿をアーユスとともに行っています。忙しい法務の傍ら、近隣のお寺や婦人会等の協力を得ながら毎年その調整役を担っており、残留する放射線の影響にさらされている福島の子どもたちが、その現実から一時解放され、思いっきり自然を楽しむ、夏の思い出づくりを支えてきました。遠山さんは、毎年福島に足を運び、保養に参加する子どもの保護者や地元の人たちとの対話を大切にしています。この他、子育ての問題に取り組み、お寺で地雷問題を考える講座を開くなど、地域でできることや、地域内外の繋がりをつくっていくことを常に考え行動してきました。こうした姿勢は、困難な状況に置かれた人たちとともに歩むことを大切にするアーユスの精神を実践するものであり、理事としてアーユスの活動全般にわたって適切な助言をしてくださるなど、アーユスにとって大きな力になっています。これまでのアーユスへの多大な貢献に感謝の気持ちを込めて、特別功労賞を授与します。


◆遠山さんからのメッセージ

18toyama2 この度は、アーユス特別功労賞という思いもよらぬ賞をいただき、心からもったいなく思っています。
 青年僧として有漏有漏といていましたときにアーユスと出会い、そのお仲間に入れていただきました。活動を通して学ばせていただくことが多く、現在僧侶として歩めていられるのも、アーユスとの出遇いがあったからだと思っています。
 「東日本大震災」をご縁として、福島の子どもとたちをお迎えし、保養活動をお手伝いさせていただきました。元気盛りの子どもたちが、思い切り外で遊ぶこともできず、見守る保護者の方々も心配の中での生活が続いています。少しでも元気な時間になればと思っています。
 このプログラムは私たち受け入れ側の思いだけでは未完成です。参加してくれる子ども達や保護者の方々の笑顔があって、初めて完成するモノだと教えていただきました。  いつの日か、大きくなった参加者たちと、夏合宿を懐かしむ日を楽しみに、できることを続けさせていただきます。