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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

第6回アーユスNGO大賞受賞者(2018年度)

甲斐田万智子さん

授賞式笑って話すIMG_1942 のコピー

◆授賞理由

 甲斐田さんは、長年にわたり、子どもの人身売買や児童労働の問題などを追究し、全ての子どもの権利が守られなければならないことを訴え続けてきました。困難な状況に置かれている子どもへの支援と、子どもの権利の啓発に奔走してきた、そのパイオニアとしての存在と実践は、児童労働や子どもの性的搾取の問題などに携わるNGO関係者に大きな影響を与え、優れた人材を輩出してきました。アーユスは、団体設立から現在に至るまで、甲斐田さんから様々な刺激や示唆に富んだ助言をいただいています。これまで世界の子どものために地道な活動を続けてこられたことに心から敬意を表するとともに、今後も現役として、後進の指導により一層大きな役割を担っていかれることを期待して、NGO大賞を授与します。


◆甲斐田さんからのメッセージ

 アーユス受賞1 IMG_1936 のコピーこのような素晴らしい身に余る賞をいただき、心より感謝を申し上げます。特に茂田理事長には長年にわたりシーライツを支えていただき、感謝の言葉もありません。
 授賞の理由の一つが、シーライツで活動した仲間が現在、各方面で活躍していることということですが、ACEの岩附さんを初めシーライツから巣立って活躍しシーライツを応援してくれている仲間たち、支援者にも感謝申し上げます。シーライツにかかわった皆さんは、子どもたちが権利を知ることで、自分の意見を言えるようになり、問題解決に参加することでさらにエンパワーされ、子ども自身が社会を変えていくことができると信じて活動しているのだと思います。
 今年は、国連で子どもの権利条約が採択されてから30年の節目の年ですが、日本では子どもの権利を知らないままおとなになってしまう子どもたちがたくさんいます。先日も父親から暴力を受けて女の子が亡くなる痛ましい事件が起きました。社会のすべての人が子どもの権利を理解し、子どもを最優先する社会をつくるために力を結集すれば、このような悲しい事件も、そして子どもの人身売買も性的搾取もなくしていけるはずです。そう信じ、これからも尽力してまいりたいと思います。この運動に一人でも多くの方が参加してくださることを願っております。