文字サイズ

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

会員になるには

中東のページ

アフガニスタンでの活動への協力

 アーユスは、2001年秋に起きた、アメリカ合衆国主導によるアフガニスタンへの空爆以来、アフガニスタンの情勢を注視し、提言活動やアフガニスタンの復興の一助となる活動に協力してきています。
 しかし、対テロ戦争開始から11年が経過するいまも、治安状況が悪化の一途を辿る一方。復興が遅々として進まない中、特に農村部では医療施設や医療従事者が不足しています。
 現在は、日本国際ボランティアセンター(JVC)によるアフガニスタン東部のナンガルハル県シュワ郡ゴレーク村の診療所運営を中心に地域医療保健活動に協力しています。この活動は、住民を巻き込みながら地域を重視したアプローチを取り、多くの病気が日常の中で予防できることを伝えてきました。


2012年度

アフガニスタン地域保健医療事業における住民主体の母子保健活動

アフガニスタン12

 ゴレーク村の診療所を運営しながら診療と健康教育を実施。特に、2008年から始まった母親教室活動を通じて、家族の健康の鍵を握る村のお母さんたちに基本的な保健知識を持ってもらい、住民自身による病気予防や栄養改善をめざしている。また、地域の保健委員会による自主的な健康改善策の立案・実施、地域保健員の活動を支援している。


2011年度

アフガニスタン地域保健医療事業における住民主体の母子保健活動

アフガニスタン11

 ゴレーク村の診療所を拠点に、昨年に引き続き、13名の伝統産婆へ出産介助キットを配布し、2006年に養成した28人の地域保健員に対するフォローアップ研修と、村の女性たちを対象とした母親教室を実施。2010年に実施したレビューでは、同診療所の医療と運営はアフガニスタンでもかなり高いことが判明。今後は、地域住民が病気の予防意識を高め、より主体的に健康改善を図っていけるように支援していくことが確認された。


2010年度

アフガニスタン地域保健医療事業における伝統産婆支援および母親教室の活動支援

アフガニスタン10

 12名の伝統産婆へ出産介助キットを配布した他、2006年に養成した28人の地域保健員を毎月2回訪問して薬品と外傷手当用品が入ったヘルスポストキットを配布し、後日キットの使用状況や患者への投薬の報告を受けた。また、村の女性たちを対象とした母親教室では、伝染病の予防方法や妊娠と出産の際の注意点、薬の処方などについてレクチャーが行われた。