アーユスセミナー
2011年、東京電力福島第一原発の事故により、放射能汚染が福島を中心に近隣地域に広がりました。それを受けて、福島県内外のグループが、放射線被害から母子を守る活動、除染活動、農家を応援する活動など、様々な活動に取り組み10年以上が経過しました。
しかし、子どもを守る活動と、農業を再生する活動は、時には相反したメッセージを届けることにもなりました。土を耕し続け、さらには自分たちの力でエネルギーも生み出している有機農家たちと、福島の子どもたちの命・健康を守ることに尽力してきた人たちの、それぞれが福島の未来が安心したものになると願っていたのは変わりません。
11年経った今、福島県内でこれらの活動に取り組んできた農家と子ども支援者が一堂に介し、これまでの歩みを振り返るとともに、未来の展望を語る場をつくりたい。そして、福島の問題は決して福島だけのことではないという思いから、東京から福島に関わり続けてきたNGOも一緒にこの企画を立ち上げました。ぜひご参加ください。
■日 時■ 2022年9月17日(土) 13:30〜15:30
■会 場■ 二本松市市民交流センター+オンライン配信
■プログラム■
●基調講演① 「世界と福島のエネルギーのこと」
飯田哲也さん(NPO法人環境エネルギー政策研究所所長)
●基調講演② 「福島の子どもたちと放射能のこと」
佐原真紀さん(NPO法人ふくしま30年プロジェクト理事長)
●事例報告① 「二本松有機農業研究会の10年」
大内督さん(一般社団法人二本松有機農業研究会代表)
●事例報告② 「バナナ募金の保育園からの報告」
遠藤美保子さん(社会福祉法人ちいろば会理事長
●登壇者によるパネルディスカッション
■申込方法■
・以下のフォームよりお申込ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfK0DKyz1rRJfRYVaFxS_POBZ0wZ7YFpw8WfRfmOE8LtZakUQ/viewform
・もしくはメールで[お名前・電話番号・参加方法(会場かオンライン)]をこちらまでお知らせください。
■登壇者プロフィール
○飯田哲也さん(NPO法人 環境エネルギー政策研究所 所長)
原子力産業や安全規制に従事後、「原子力ムラ」を脱出して北欧での研究活動や非営利活動を経てISEPを設立し現職。持続可能なエネルギー政策の実現を目指し、提言・活動を行っている。2014年より全国ご当地エネルギー協会事務総長をつとめ、地域からのエネルギーシフトを進めるために全国各地で活動中
○佐原真紀さん(NPO法人ふくしま30年プロジェクト理事長)
福島市出身、在住。高校卒業後、メイク、エステと美容の仕事に携わる。同郷の夫と結婚し、出産を機に福島にUターン後、子育てしながら自宅サロンをオープン。 東日本大震災後「市民放射能測定所(のちの「ふくしま30プロジェクト)」の立ち上げに参加し、のちに理事長に就任。2019年に福島市議会議員に当選し、現在理事長を兼任している。
○大内督さん(一般社団法人二本松有機農業研究会代表)
1973年、二本松市生まれ。1997年就農し、父、母と共に、田んぼ2ヘクタール、畑3ヘクタールを有機栽培している。 2016年に、二本松有機農業研究会の代表になり、2018年に二本松市で初めてのソーラーシェアリングを始める。
○遠藤美保子さん(社会福祉法人ちいろば会理事長
南相馬市出身。社会福祉法人ちいろば会理事長。震災当時は、認可保育園「「原町聖愛保育園(2016年4月に幼保連携型認定こども園「原町聖愛こども園」に移行)」の園長、2020年6月からは、新たに開園した小規模保育事業B型「聖愛ちいろば園」の園長を務めている。
■問合せ先
NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク TEL 03-3820-5831 event@ngo-ayus.jp
■共催
一般社団法人二本松有機農業研究会、NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク、NPO法人APLA