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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

第6回アーユスNGO新人賞(2018年度)

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田柳優子(たやなぎ・ゆうこ)さん (特活)ACE

◆授賞理由
 田柳さんは、「子どもの心からの笑顔をつくりたい」との思いから、インドのコットン生産地の児童労働をなくすプロジェクトに従事し、現地の人たちと信頼関係を築きながら、住民参加型で事業の改善や強化に取り組んできました。また、エシカルなビジネスや消費の推進を積極的に行い、企業の社会貢献に繋がる新たなビジネスを生みだしています。NGOや企業などの組織の垣根を超えて、児童労働の問題を解決していきたいという思いを成就させていくことを期待して、NGO新人賞を授与します。

◆田柳さんからのメッセージ
18tayanagi 光栄な賞をいただき、本当にありがとうございます。表彰式の場で、国際協力NGOなどの大先輩方にお祝いや励ましの言葉をいただけたこと、そして大賞を受賞され壇上に立つ甲斐田さんと谷山さんのお話を横顔を見ながら聞き、お2人のこれまでの功績や想いの大きさ、深さを感じ、共感したことで、私の中で新人賞という賞の重みが増しました。受賞は、これまでACEが団体として行ってきたことを評価していただけた結果だと感じています。一緒に働く仲間や支えて下さる方々に感謝の気持ちを持ちつつ、世界の子どものため、今後も活動に励みます。


寺田俊(てらだ・しゅん)さん 特定非営利活動法人APLA

◆授賞理由
 寺田さんは、フィリピン・ネグロス島の農場でボランティアとして活動を始め、現地の言葉を習得して農業の適正技術を学び、次世代の若手とともに農作業をしながら、農を軸にしたコミュニティづくりを進めています。また、日本国内で行われるイベントにも様々なアイデアを出し、新たな展開を作り出しています。今後もグローバルな視野を広げ、現場の人びとの暮らしや視座に立つ解決・改善策を立案し、「人を育てて地域を創る」活動をさらに発展させていくことを期待して、NGO新人賞を授与します。

◆寺田さんからのメッセージ
18terada この度は栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。これまで活動が最善だったのかと時々不安になるときがあるのですが、この受賞が私の今後を後押ししてくれたのかなと感じています。APLAのスタッフになってからの約4年間、多くの方々と出会うことができ、たくさんの素敵な機会をもらってきました。これからは私も少しずつ次世代に機会を提供できるような存在を目指し、これまで通り誰よりも楽しみながら活動を進めていきます。活動の中で出会った人びとの小さな声が多くの人へと広がっていくよう、伝える工夫と努力もしていきたいです。


深草亜悠美(ふかくさ・あゆみ)さん 特定非営利活動法人FoE Japan

◆授賞理由
 深草さんは、福島原発事故で感じた疑問や社会との向き合い方を考え始めたことが今の活動に繋がっています。気候変動、石炭火力、原発輸出など、様々な環境破壊や人権侵害の問題と向き合う中で、人びとや環境をないがしろにする経済成長や利益を優先するシステムや価値観をどのように転換できるのか、常に模索しつつ、今ではNGOにとってなくてはならない存在として活動の幅を拡げています。これまでの経験や豊富な知識を活かして、国際環境NGOの最前線で発信し、提言し続けることを期待して、NGO新人賞を授与します。

◆深草さんからのメッセージ
18fukkakusa この度は身に余る光栄な賞をいただき、本当にありがとうございます。アーユスのみなさま、関係者のみなさま、FOEの仲間やFoEを支えてくださっているみなさまには感謝してもしきれません。FoEのみなさんには、やりたいことをやりたいようにやらせていただいていて本当に感謝しています。私は2011年の原発事故以降、エネルギー問題や日本の政治に興味をもち、FoEJapanで学生インターンを始めました。昨今、多くの問題が矮小化され、隠され、語られなくなっている社会にとても危機感を覚えています。私にできることは本当に小さなことですが、今後も声を上げ続けていきたいと思います。