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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユスセミナー

2月1日の国軍によるクーデター以来、ミャンマーでは市民が民主的な政治体制への復活を求めて抵抗運動に立ち上がりました。

コロナ禍、情報伝達手段の遮断など多くの壁もあるなかで、この民主化と平和を求める動きに呼応し、市民のいのちがこれ以上奪われたり傷つけられてはいけないと、日本のなかでもさまざまな活動が展開されています。

今回のセミナーでは、1988年の軍事政権下での民主化運動の時代から現地の人びとと連帯し支援を続けてきた団体、2011年の民政移管後も急激な海外援助の流入によって市民が負の影響を受けないよう見守り続けてきた団体など、長年ビルマ/ミャンマーとともに歩んでこられた実践者の皆さんのほか、民主化を求める同世代の動きに呼応しているZ世代の皆さんからもお話を伺います。

常に自ら参加し、獲得していかなくてはならない「民主化」は、私たちの日常とも切り離すことができません。日本からできること、今後、ミャンマーの民主化をどう支えていけるかなど、参加者の皆さんとともに考えたいと思います。

*当イベントにご参加いただくには「Zoom」アプリのダウンロードが必要です。
下記URLよりPCまたはスマートフォンにダウンロードをお願いします。
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【終了】第4回:タイ・ミャンマー国境での支援活動から見える課題とこれから

タイのバンコクを拠点にするInternational Network of Engaged Buddhists (INEB)は社会に関わる仏教者の国際ネットワークです。ミャンマーに関しては、2011年の民政移管前から仏教者たちとの交流を重ね、仏教的思想に基づく教育活動や民主的な草の根の活動を続けてきました。
2月1日のクーデター発生直後には、「ミャンマーにおける和解、暴力に頼らない行動、そして民主化を求める声明」を発表し、その後は様々な形で独裁体制に立ち向かう人たちを支える活動に取り組んでいます。4月以降は、主にタイ国境沿いに逃れてきた人たちへの支援に力をいれ、これからは独裁体制に抵抗する僧侶と尼僧を支える活動も始めようとしています。今回は、これらの支援活動から見えるミャンマーの状況を皆さんと共有し、支援の必要性と展望を考えます。

※お話は英語です。日英同時通訳でおこないます。

▼とき:2021年5月27日(木)、19時半~21時

▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。

▼話し手:Somboon Chungprampreeさん(通称・ムーさん)(INEB(International Network of Engaged Buddhists)

【終了】第3回:ミャンマー国軍のビジネスと日本の私たち

「アジア最後のフロンティア」と言われ、2011年の民政移管後は投資や開発援助の舞台として注目されてきたミャンマー。メコン河流域での急激な開発の陰で起こる負の影響の緩和や予防を目指すメコン・ウォッチは、ミャンマーにおいても開発によって人びとの権利が奪われることのないよう、日本政府や企業に向けて地道な提言を行なってきました。
クーデター以降、ミャンマーの人から、日本からできることのひとつとしてミャンマーへの援助や投資を止めて欲しいという声が多く聴かれます。
ミャンマーは民政移管をしたとはいえ、この間も国軍は強い権力を持ち続けていました。それを可能にさせたのが国軍によるビジネス。その中には日本からの開発援助やビジネス投資も巻き込まれていました。メコン・ウォッチは、クーデター前から、日本からの公的資金や投資がミャンマー国軍を利している可能性を調査し、日本の政府や企業に向けて情報公開や投資を止める要請を続けています。
日本政府や企業の具体的な行動は、今もなお見られていません。クーデターに対する日本の関与を、援助や投資の面から捉えミャンマーの民主化のために私たちができることを考えましょう。

▼とき:2021年5月24日(月)、20~21時

▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
お申し込みいただいた方に、当日のURLをお送りします。

▼話し手:木口由香さん(メコン・ウォッチ

【終了】第2回:30年にわたる民主化支援から見える現在のミャンマー

2011年の民政移管以降、ビルマの人々はより民主的な社会づくりに動いてきました。そこに起きた国軍クーデター。この支配に抗議して再び立ち上がった市民のなかでも、軍政の時代を直接には知らないZ世代とよばれる若者たちの動きが報じられています。
日本ビルマ救援センター(BRCJ)は、1988年のビルマ民主化運動から30年以上にわたり、ビルマの民主化を国内外から支えてきました。今回のセミナーでは、日本国内でのビルマ難民支援の中から見えるビルマの民主化運動の困難さを時代を追ってお話いただきながら、今回の民主化運動が長期化する中で日本でできることを難民支援の側面からお話いただきます。
また、BRCJからは、学生時代にビルマ語を学び、20年来ビルマと関わり続けるメンバーにもご登壇いただき、2月1日からの現地の運動の変遷、ますます募る危機感、それに呼応する名古屋地域を中心とする日本国内での取り組みについて伺い、ビルマの民主化運動について学びを更に深めます。

▼とき:2021年5月10日(月)、20~21時

▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
お申し込みいただいた方に、当日のURLをお送りします。

▼話し手:中尾恵子さん(日本ビルマ救援センター)ほか

【終了】第1回:在外ミャンマーの人びとと動く民主化支援

1988年のビルマ民主化運動から30年以上にわたり、ビルマ国内、日本にとどまらず海外の民主化支援組織とも連帯して、ビルマの民主化を求める活動を行ってきた日本ビルマ救援センター。クーデター後、非暴力を貫き仕事をボイコットすることで軍事政権に抗議する現地の公務員を応援したり、負傷者への医薬品支援を展開してきました。
現地が混乱するなかで在日ミャンマー人ネットワークとの連携がもととなって、緊急に始まった取り組みです。
こうした在外のミャンマー人の方々、そして若い世代が鍵となっている市民の不服従運動について伺います。

▼とき:2021年4月29日(木・祝)20~21時

▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
お申込みをいただいた方に、当日のURLをお送りします。

▼話し手:中尾恵子さん(日本ビルマ救援センター
     宮地葵さん(ミャンマー(ビルマ)の民主化を支援する関西学生ネットワーク