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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

第7回アーユスNGO新人賞(2020年度)

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末永明日香(すえなが・あすか)さん 特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会

◆授賞理由
 末永さんは、民間企業や青年海外協力隊で実務経験をもとにシェアのカンボジア事業に取り組み、産休・育休を経て、現在は支援者サービス担当として、共感できる仲間を増やす役割を担っています。海外事業の経験を活かし、支援者が活動地をより身近に感じられるように工夫する姿勢は組織全体にも良い影響を与えており、将来を担う人材として注目されています。ワーキングマザーとしてNGOでのキャリアを開拓することで、NGOで働きたい人たちの選択肢が拡がることが期待されます。NGOスタッフのロールモデルとして、今後ますますの活躍を願って、NGO新人賞を授与します。

◆末永さんからのメッセージ
 この度はこのような栄誉ある賞をいただき、ありがとうございます。
私はシェアでカンボジア事業と支援者サービスを担当してきましたが、一貫して「いのちを守る人を育てる」ということに取り組んできました。今回この姿勢を評価していただいたということは、シェアが大切にする理念を評価していただいたということだと考えています。また、だからこそ今回の受賞は、シェアを応援してくださる支援者のみなさまのおかげだと、改めて感謝いたします。
 全ての人が等しく健康に、より良く生きられる世界を目指し、これからも活動していきたいと思います。


田浦久美子(たうら・くみこ)さん 特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン

◆授賞理由
 田浦さんは、民間企業や政府機関の海外事務所での実務経験をもとにNGOに入職し、現在はレバノンやシリアのパレスチナ難民、シリア難民の支援を担当されています。日々、不条理に対する問題意識や怒りを感じつつ、現地の人たちに寄り添い、その声を一人でも多くの人に届けられるように日々奮闘しています。明るい希望を見出しづらい昨今、共感や連帯の気持ちを大切に、「自分に何ができるのか」を自問しながら現地と日本をつないでいこうとするその姿勢は多くの人の心を揺さぶっています。こうした活動の輪が今後さらに拡がっていくことを期待して、NGO新人賞を授与します。

◆田浦さんからのメッセージ
 この度は栄誉ある賞をいただき、ありがとうございます。パレスチナやシリアの人々が厳しい難民生活を余儀なくされながらも、故郷に帰れる日を想い日々を生きていこうとする姿に勇気をもらい、励まされながら、これまで支援活動に携わってきました。この賞は現地の人々とともにいただいたものだと思います。幼い頃、子どもながらに感じた世界のさまざまな不条理に対する問題意識や怒りの気持ちを忘れず、また「今自分にできることは何か」を常に自問しながら、現地と日本とをつなぐ橋渡しとして、今後も活動に励んでいきたいです。