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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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アーユス賞

第3回アーユス賞 特別功労賞

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◆授賞理由

 互井さんは、社会の矛盾に問いかけ、人々の心を揺さぶり続けてきている仏教者の第一人者です。お寺が持つ可能性を最大限に活かし、場が生み出す力を持って、宗派や宗教を越えた活動を展開されてきました。そして、その活動の中に、アーユスを常に取り込み、世界で起きていることと私たちの足元で起きていること、そして心のなかで起きていることを巧みにつなぎ、参加している人々の世界観を広げてこられました。
 東日本大震災以降は、関係されていた日蓮宗東京西部社会教化事業協会の有志とともに、様々な形でアーユスを通じて被災地の支援活動を展開されてきています。3月には追悼法要とチャリティバザーを実施し、その売り上げをアーユスにご寄付してくださる仕組みを作られました。仏教者の活動をNGOに活かす道を開拓してくださったのは、私たちの活動を大きく広げてくださっています。
 互井さんの社会の流れを掴む感性は、誰よりも研ぎ澄まされたものです。いまでこそ、仏教者が社会や地域に出て活動することが多くの場所で見受けられますが、2007 年に築地本願寺で行われた「東京ボーズコレクション」は、その先駆け的イベントであり、その時に中心となったのも互井さんです。あの日、訪れた人たちが皆、笑顔で会場を後にした姿は、今でも鮮やかに思い出されます。
 互井さんのような方とつながり、共に活動できるのは、私たちにとってのかけがえのない喜びであり、支えです。理事会及び事務局の総意として、満場一致で本賞の授与が決まりました。


◆互井さんからのメッセージ

15award_tagai2 この度は、特別功労賞をお送りいただき誠にありがとうございました。本来ならば、経王寺がアーユスに対して特別功労賞をお贈りしたいくらい、日ごろアーユスやNGOの皆様にはにはお世話になっております。
 僧侶になったとき、宮沢賢治の「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」という言葉に出会い、感動しながらも、世界を幸せするために何もできない自分の無力さに打ちのめされていました。
 しかし、そんな時にNGOの方々に出会いました。この人たちこそ、世界を幸せにする実践をしている方々だと感じ、支援をすることが始まりました。
 経王寺は街の中にある小さな寺です。できることは限られています。でも、海外で活動はできなくとも、日本でできる海外支援の方法を教えてくれたのがアーユスでした。お寺や仏教がNGOと一緒に世界を幸せにする。そんな夢を、皆さんと一緒に実現したいと思っています。今後ともよろしくお願い申し上げます。