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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の寺

国際協力の寺2016/07/05

おいしいだけじゃないコーヒー講座@清澄白河


160612_06sアーユスの事務所は、コーヒーのまち清澄白河(東京都江東区)にあります。「せっかくだから、コーヒー好きのNGOと一緒にお寺でコーヒー講座をやろう」ということで始まったこの企画。6月12日(日)に3回目の講座を実施しました。

「おいしいだけじゃないコーヒー」というタイトルどおり、コーヒーといろいろな角度から出会えるようにした講座です。コーヒーは芽を出して、花を咲かせ、たくさんの実を付け、生態系を豊かにすることもできれば、栽培する人や、収穫を手伝う人、焙煎する人など多くの人に生活の糧をもたらすこともできる存在です。そして一杯のコーヒーとなって、私たちに豊かな時間を与えてくれます。

そんなあっぱれなコーヒーですが、搾取の道具に使われてしまうこともあります。不当に安く買いたたかれたために栽培してくれた人の生活が立ちゆかなくなったり、奴隷に近いような状態で働かされたり・・・。コーヒー豆を効率的に生産するために、土地がプランテーション化されて、鳥や動物が住めないようになったり、地元の人の生活が破壊されたりというということもあるのです。

さて、お寺でコーヒー講座を開く理由はふたつあります。160612_07s

ひとつは味だけでなく、「このコーヒーは関わる人たちを幸せにしながら、私たちのもとに届いたものか」というところまで含めて判断できる「コーヒーの目利き」を増やしたいため。

もうひとつは、自分の好み(という固定観念)から自由になってもらう場として相応しいと考えているため。「おいしい・まずい」の単純な価値判断から脱し、豆や特性や焙煎による違いを知り、フードペアリングでおいしい組み合わせを探り、コーヒーが育った風土や育ててくれた人たちのことを知る・・・そんな場や機会はあまりないので。

当日の様子などについては、講師を務めてくれた「ニュー・インターナショナリスト・ジャパン」の諸さんがまとめてくださったレポート(こちらをクリック)をぜひご覧下さい。

次回の開催はまだ未定ですが、また違った切り口で、大事に育てられたコーヒーをおいしく淹れて飲むことの幸せを、多くの人と共有する場にしていきたいと考えています。(三村紀美子)