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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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ニュース

2012/06/28

アーユス総会&総会セミナーご報告


2012年6月27日に、江東区三好の長専院で2012年度アーユス総会と総会セミナーが開催されました。

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総会は、関係者も含めて26名が集まり、2011年度の事業・決算報告、及び2012年度の事業計画・予算案が承認されました。また、定款及び役員変更も無事に認められました。これによって、2012年度の活動をより前向きに進めていく気持ちを新たにしました。アーユスの活動に関わっていただいている会員の皆さまや、よりよい社会の実現に向けて共に歩んでいるNGOの方々など、これからも多くの方々に支えられながら活動を進めていきたいと考えています。皆さまからの更なるご理解とご協力、ご支援をいただければ幸いです。

総会セミナーには30名が参加。講師は、今年度からNGO組織強化支援の対象団体として協力させていただいている「アジア砒素ネットワーク」の下津義博さんをお招きし、アジアにおける砒素問題の広がりやアジア砒素ネットワークの活動などをお話しいただきました。

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アジア砒素ネットワークの主な活動地であるバングラデシュは3500万人もの人が砒素汚染にさらされており、その数値は年々下がっているものの、未だに多くの人たちが砒素中毒に苦しんでいるのが現状です。砒素に汚染された水の摂取を控えれば砒素中毒で生じる様々な疾病は防げるとのこと。また、十分な栄養を取ることができれば発症を防げる確率は飛躍的に上がるということが明らかになっています。しかしながら、実際には貧困のため、安全な水にアクセスできず、他に選択肢がない中で砒素に汚染された水を使うしかない現状があるそうで、砒素の問題は貧困と密接に結びついています。また、砒素の恐ろしさを知らずに、ごく自然に砒素に汚染された水を使っているケースもまだまだ多いそうです。アジア砒素ネットワークでは、安全な水の供給や砒素中毒患者への支援を行う一方、砒素が含まれた水をなるべく使わないように呼びかける啓発活動にも力を入れています。

下津さんのお話しのあと、参加者から様々な質問が寄せられました。砒素の問題が生じるようになった背景や簡易検査の方法、バングラデシュと他国との比較など、会場は砒素についてもっと知りたいという熱気で包まれました。NGOの参加者からは、水の問題などについて自らの団体の経験を踏まえた発言がいくつか寄せられ、安全な水の確保がいかに大切かということを考えさせられました。

セミナー後、江東区清澄の本誓寺に場所を移して交流会が催されました。ふんだんに並べられた手作りのおいしい料理を前に、仏教者とNGO関係者の語らいが夜遅くまで続きました。

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