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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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ニュース

2011/03/19

【協力求む】遠野近辺でのご協力のお願い


パレスチナ子どものキャンペーンでは、今回の地震に対して子どもたちのカウンセリングや心理ケアを
実施します。ぜひ、ご協力いただける方がありましたらお知らせください。

現時点で協力が要請されているのは、

1)遠野周辺でスタッフが宿泊できる場所
(初動が3月28日から二週間。そのあと6ヶ月にわたってプロジェクト実施)

2)必要に応じて子どもたちのカウンセリングなどができる部屋

 1)と2)は別の場所でもけっこうですが、近い方がいい。

 まだ調査が行われていないので、どのようにプロジェクト内容が変化するかわか
らないことをご了承ください。

3)個包装のお菓子やジュース
 カウンセリングなどを実施するにあたって、子ども達にお菓子やジュースを配
りたいそうです。

 個人で送ってくださる必要はありませんが、もしみなさまの関係で物資が大量
に届けられていて、その中に個包装のお菓子やジュースなどが多くあるようでし
たらご一報いただけませんでしょうか。宜しくお願い申し上げます。

以下、パレスチナ子どものキャンペーンの緊急支援事項です。
大震災で被災した子どもたちへの「東北子ども支援」について

特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)
 パレスチナでは継続した戦争と難民状態が60年以上続いています。当会はこれま
で、パレスチナやレバノンの難民キャンプで子ども支援事業を実施してきました。
ここ7,8年は、各地で心理サポート事業を実施しています。今回の東北での
震災に際して、こうした経験を生かした支援活動を計画しています。

これまで私たちが活動してきたレバノンやガザでの経験から考えると、最初の
1,2週間は皆さん気持ちが高ぶっていて何とかなるのですが、その後ひどいうつ
状態になります。また子どもたちも最初はおとなしいのですが、だんだんフラス
トレーションもたまります。そのため特に避難所などでの子ども向けの活動が非
常に重要になってくると思います。

大人は日々の食べ物や生活に追われ、子どもの相手をする余裕がありません。ま
た子どもたちが騒いだりすると、大人のいらいらがますます高じてしまいます。
レバノンのナハルエルバレド難民キャンプの経験(キャンプが戦場となり、数万
人が家を失った)のときは、現地のNGOで私たちのカウンターパートの「子ども
の家」では、1週間後に子ども向けの活動やおやつの配布を始めていました。

今回のCCPの事業展開について

・子どもを中心とした心理サポートをメインとする(本格的な活動期間:4月~9
月)。

・4月に心理サポートを始めるために、3月中は拠点作りを優先。

状況の把握、現場との関係を作る、お菓子や衣類などの配布を通じて怖い思いを
している子どもたちを励ます、ネットワーク作り、現地事務所の確保と専門家や
スタッフが泊まれる場所の確保。

・拠点の候補:遠野 (遠野は内陸部で被害は少ないが、被害の大きな釜石、陸前
高田などに近い。)

・被災地以外の地域の皆さんへの呼びかけ:被災者の受け入れ態勢を作ってもら
う(自宅、知り合いのところで被災者を受け入れられるようにしてもらう)。

 
・心理サポートの内容

1. 避難所や学校への出張心理サポート(学校、避難所、幼稚園など)

2. 地元の人たちへの心理サポートトレーニング

 子どもを相手にしている大人たちへのサポートやトレーニング

3. 専門家の組織化、ネットワーク

 心理専門家を交代で現地へ派遣。出張心理サポートとトレーニング。

 東京や近郊の専門家に紹介する体制作り。

4.派遣者へのトレーニング、ボランティアへの研修

ご関心がある方は、ご一報ください。
TEL: 03-3820-5831(アーユス仏教国際協力ネットワーク)

TEL:03-3953-1393(パレスチナ子どものキャンペーン)